FabLabでプリント基板を作る方法

マーク・ブーン (Marc Boon)著, 2008年2月

青木 翔平 (Shohei Aoki@Fablab kamakura)訳, beta released 2011年11月

訳者注:いくつかの元リンクは失効しています

ステップ3:Roland Modelaを動かすためのファイルを作成する

Roland Modelaを動かすCNCファイルを作成するために、Eagle CAM Processorを利用します。CAM Processorにより、各種プロッタやプリンタで利用するための出力ファイルを作成できます。実際はCAM ProcessorはModelaをサポートしていないのですが、Eagleがインストールされたフォルダ>bin>eagle.defというファイルの中身にModelaを動かすのに必要なコマンドを数行追加することで、CAM ProcessorはModelaを出力先デバイスとして認識し、CNCファイルを出力することができます。

それでは先ほど作成した回路図とレイアウトを保存してください。そしてEagleのbinフォルダにあるeagle.defをこのファイルで置き換えて、Eagleを再起動してください。

保存したファイルを再び開きます。また、メインツールバーの4番目にあるボタンを押してCAM Processorを起動します。File>Open>Jobからこのジョブfablab-mill-n-drill.camをCAM Processorに読み込んでください。

CAM Processor

このダイアログはCAMジョブの定義を含んでいます。具体的には、輪郭線の切削と穴あけという2つのセクションです。各セクションは修正されたeagle.defファイルにより、デバイス、出力ファイル、設定したオプション、使用するレイヤーを認識します。

全ての設定はCAMジョブの前にすでに定義されており、いま修正するべきではありません。ただし、左下に示されたXとYオフセットは例外です。今回は基板の下面を削るので、レイアウトは反転します(したがって"Mirror"のチェックボックスにチェックを入れてください)。しかしレイアウトが反転するということは、Y軸周りの全ての座標が反転することを意味するので、つまりX座標の正の値は絶対値の等しい負の値へと反転します。よって、ミリングマシンの座標系の範囲に収まるようにレイアウトのオフセットを定義しなければなりません。"pos. Coord"と書かれたチェックボックスはこれを処理するためのものですが、実際はうまく機能しません(オフセットを取りすぎます)。ですので、このチェックボックスはチェックを外したままにして、手動でオフセットを調整します。

本プロジェクトでは(大部分の一般的なプロジェクトも)、Xオフセットは基板の幅に等しく設定するべきです(今回のケースでは1.9インチ)。このオフセットにより、反転したレイアウトは0から1.9インチの範囲に収まります。Yオフセットは、切削範囲を上方向に少しずらす場合を除いて、ゼロのままでかまいません(これはワークがミリングマシンにどのように備え付けられるかに依存します)。今回のプロジェクトにおける正しいオフセットはCAMファイルであるfablab-mill-n-drill.camに既に記述してあります。溝の切削と穴あけの両方のオフセットの値が一致することを確認してください!

次のステップでRoland Modelaに送信するファイルを生成するために、Process Jobボタンを押してください。 "Drills"のレイヤーがアクティブでない、という警告が発生した場合はOKをクリックしてください。

これで出力ファイルがプロジェクトのフォルダに作成されます。回路図のファイル名がmicrotv.brdとなっていた場合は、出力ファイルはmicrotv.millmicrotv.drillとなっています。.

では、ステップ4:プリント基板を切削し、穴をあけるへと進みます。

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