JSAI2026 OS「力学系とAI」(2026/06/08-12@高崎)

第40回人工知能学会全国大会(JSAI 2026)で、本領域のPI3名(赤嶺、池田、武石)が共同オーガナイザーの一部としてオーガナイズドセッション「力学系とAI」を開催します。

皆様からのご投稿をお待ちしております。
申込時に希望セッションとして「OS-9 力学系とAI」を選択してください。(セッションの長さの都合上、すべての発表希望に添えない可能性もありますのでご容赦ください)

以下、 https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2026/os/#os-9 より引用:

オーガナイザ

  • 松原 崇(北海道大学)
  • 武石 直也(東京大学)
  • 赤嶺 政仁(東京大学)
  • 池田 正弘(大阪大学)
  • 岸田 昌子(筑波大学)
  • 谷口 隆晴(神戸大学)

内容・テーマの例

力学系は自然現象や工学的対象を記述する基本的なツールであり,古くからシステム同定や最適制御の文脈で人工知能(AI)・機械学習と結びついて来た.しかし特に近年,従来のブラックボックス的な手法を超え,力学系に対して蓄積された科学的知見を活用した新しいパラダイムが発展している.AI技術による力学系の解析・予測・制御としては,ニューラル常微分方程式 (Neural ODE),ハイブリッドモデル,作用素学習,PINNs (Physics-Informed Neural Networks)といった手法が盛んに研究されている.同時に,制御理論に基づいたニューラルネットワークの安全性解析や,数値積分に着想を得た深層学習アーキテクチャの開発など,力学系の知見を活用したAIの技術や理論も急速な進展を遂げている.またこれらの研究成果は,計算機シミュレーションなどを通じた科学的発見をAIで加速させるAI for ScienceやScientific Machine Learning (SciML),ロボティクスなどの実世界システムとAIを統合するPhysical AIに対する基盤的技術を提供する. そこで本セッションでは,理論と応用の両観点から力学系とAIを架橋する研究を広く募集し,横断的な議論を通じて今後の展望と課題を共有する場を提供する.